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守屋山が諏訪大社の神体山であることは以前書きましたが、
それについて疑問があります。 そもそも、「神体山」とは何か? まず、神体山と聞いて最初に考えなければいけないのは、「三輪(ミワ)山」です。 三輪山は、奈良県桜井市にある大神(オオミワ)神社の神体山です。 そして、三輪山の神は「大物主」と呼ばれており、「蛇体」だといわれています。 古事記・日本書紀では、 「三輪の神はただたんに蛇体なのではなく、大っぴらにではないが 蛇体として処女のもとにかよい、そしてその子を生むという形に なっているのである。」 すなわち、 「蛇が「最古の男根の象徴」(中略)だと言うことではなかろうか。」 「どうかすると私たちは、大地がそれじたいおのずからにして 豊饒なものであるかのように思いこみがちである。 (中略) そういう「母」なる地が豊饒であるためには、それを孕ませる男性原理が必要で、 その象徴がつまり蛇にほかならぬという関係になっていたはずである。」 どうやら、神体山には蛇体の神がいて、 その神は大地に生命力を与えるという設定になっていたようです。 |
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新宿を7時20分発の京王電鉄バスで上諏訪駅へ出発。
JR新宿駅から「あずさ」に乗った方が早く着きますが、安さ重視で高速バスにしました。 車は持ってないため除外。 諏訪インターを降りると、そこかしこに「諏訪」の文字が見えてテンションが上がってきました。 当初はデジカメの存在を忘れていたので、この辺りの写真は無いです… 高速道路の渋滞のため予定より1時間ほど遅れて、11時20分に上諏訪駅へ到着。 身軽になるため、駅の東口にあるコインロッカーに荷物を預けました。 上諏訪駅の1番線ホームに足湯を発見。 電車で一駅上って、茅野駅へ ちょうど昼飯時だったので、秘封るる部で紹介されていた茅野駅構内の蕎麦屋「白樺」で月見そばを食べました。うまい。 そもそも、なぜ茅野駅へ移動したのかといいますと、茅野駅が守屋山登山口の最寄り駅だからです。 つまり本日の目的は、諏訪大社の神体山である守屋山へ登ることに他なりません。 茅野駅と守屋山登山口は10kmほども離れていて、歩いて行くのは時間的にも体力的にも厳しいのでタクシーで移動しました。 タクシー X 17分 X (茅野駅+守屋山登山口) = 3600円! 懐が寒くなるけど仕方ないね… 車かバイクで行けば、登山口の駐車場に停められます。自転車で登るのは超人じゃないと無理です。 守屋山登山口へ12時30分に着きました。 |
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2010年5月の諏訪紀行
諏訪へ旅行される方の参考になれば幸いです。 基本的には東方風神録の聖地巡礼レポですが、東方と直接関係のない話も多くなると思います。 以下、予習に使った本です。 『秘封るる部 諏訪』 かんたんのゆめ 2009年 東方風神録を中心に、諏訪の観光情報がとても分かりやすくまとめられています。 おすすめですが、同人誌なので入手し辛いです。(一般の本屋や通販では扱っていないため) 『古代人と死 大地・葬り・魂・王権』 西郷信綱 平凡社ライブラリー 2008年 「諏訪の神おぼえがき-縄文の影」という章の中で、古代の諏訪について深い考察がなされています。 「三輪山神話の構造-蛇身の意味を問う」の章についても、大和王権が諏訪を重視した理由について参考になります。 今回の諏訪紀行については、この本の影響が大きいです。 『諏訪大社復興記』 諏訪大社社務所 1963年 諏訪大社の社殿・摂末社、祭神、神事等について、詳しく知ることができます。 非売品のため、古書店で買いました。 『日本の古代遺跡 50 長野』 桐原健・樋口昇一 保育社 1996年 「数多いカラー図版と共に、旧石器時代から八~九世紀ころまでの古代遺跡を網羅しており」、 八ヶ岳山麓と諏訪湖盆から出土した、旧石器時代以降の遺物について知ることができます。 諏訪に、いつ、どのようなことがあったのかを考えるのに役立ちます。 その他の引用・参考文献については、その度に書いていきます。 以下、予習で参考にしたサイトです。 諏訪大社と諏訪神社(附 御柱) genjin.cool.ne.jp/index.htm 諏訪大社について、とても丁寧に調べられています。 諏訪大社のことを知りたい方におすすめです。 |
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